不正咬合のパターン

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不正咬合のパターン

不正咬合とは簡潔に言うと歯並びが悪い状態を指します。
1つだけでなく、様々なパターンが複雑に絡み合っている場合もあります。
すべての乳歯が生えそろう23歳前後の期間に、お子さんのお口をよく見てあげてください。
以下には、不正咬合のパターンを示します。

前歯の部分にスペースがない(発育空隙・霊長空隙がない)

乳歯の前歯の部分には霊長空隙発育空隙と呼ばれるスペースが無くてはいけません。スペースが見られないお子さんは乳歯が抜けて、乳歯より大きい永久歯が生えてくる際にスペースが不足するので、永久歯に生え変わると必ず叢生になってしまいます。

八重歯や前歯が重なり合い、でこぼこしたり、歯同士がつまっている(叢生)

八重歯や前歯のでこぼこ(叢生)顎が小さくて永久歯がきれいに並ばない、乳歯がむし歯や外傷で早期に抜けてしまって永久歯が生える位置が悪くなったことなどによって、でこぼこな歯並びになります。顎の成長をコントロールしたり、奥歯を後方へ移動したりしてスペースを確保し、歯をきれいに並べます。場合によっては、スペースを確保するために抜歯が必要です。当院では、可能な限り、永久歯を抜かずに抜歯をするよう務めております。

受け口(反対咬合、下顎前突)

受け口(反対咬合、下顎前突)下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態です。全ての歯が永久歯に生え変わるまで放置すると、顔貌にも影響を与えてしまいます。そのため、早期に歯並びを改善して顎や顔の成長のバランスを整える必要があります。

出っ歯(上顎前突)

出っ歯(上顎前突)出っ歯は、上の前歯が前に傾いていたり、上顎が前に出ていたりすることが原因です。前歯が突出していることで、怪我をするリスクが高いとされています。また、コンプレックスの原因になりやすいでしょう。上下の顎の成長をコントロールして、前歯の歯並びを整えます。

上と下の前歯が噛み合わない(開咬)

上と下の前歯が噛み合わない(開咬)上下の前歯の間に空間ができて、前歯で食べものを噛み切れなくなります。原因は、指しゃぶりや舌を出す癖によって口の機能が低下することです。早期に悪癖を改善するために、口腔筋機能療法(MFT)で口周りや舌の筋肉をトレーニングする必要があります。

下顎が横にずれている(交叉咬合)

下顎が横にずれている(交叉咬合)交叉咬合は、上下の歯の噛み合わせが反対になっている状態です。加齢とともに顎や顔が左右非対称に成長するため、早期の治療が必要です。頬杖や噛み癖、上下の顎の横幅のアンバランスなどが原因で交叉咬合になります。

上下の前歯がぶつかる(切端咬合)

切端咬合とは、本来上の前歯が下の前歯の前にあるはずが、下顎が前に出てしまい、上下の前歯の先端がちょうど当たってしまうかみ合わせの状態です。受け口(反対咬合)と似た症例ですが、受け口は下顎が切端咬合のかみ合わせより前に来ている場合です。

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