口腔筋機能療法(MFT)

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口腔筋機能療法(MFT)

歯並びが悪くなる原因

歯並びが悪くなる原因歯並びが悪くなる原因は、遺伝的要因と環境要因に分類できます。遺伝的要因には、骨格のゆがみが挙げられます。正常の顎の発達や正しい呼吸、咀嚼、嚥下などに支障をきたし、歯並びが悪くなる場合があります。

ここに、指しゃぶりや舌癖、頬杖、よく噛まない、悪い姿勢などの環境要因が重なると、歯並び・噛み合わせが悪化する可能性が高まるのです。

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口腔周囲筋のバランスをよくするMFTで美しい歯ならびへ

Uの字の美しいアーチと綺麗な歯並びを獲得するには、幼少期から舌の力と、唇・頬の力のバランスを整えることが大切です。

普段の癖が歯並びを悪くする理由

口呼吸や指しゃぶり、舌の位置が低い、舌で歯を押すなどの行為によって口の周りの筋肉のバランスが崩れていると、歯並び・噛み合わせが悪くなる場合があります。これは、舌や口の周りの筋肉の調和がとれた場所に歯並びが定まるためです。

このような場合、口腔筋機能療法(Oral Myofunctional Therapy、以下MFT)を行うことで、歯並び・噛み合わせが改善する可能性があります。MFTは、咀嚼や嚥下、発音、呼吸、舌の位置、唇の位置などの改善を目的に、さまざまなトレーニングを行う療法です。

半年~3年以上かけて続けることで、歯並び・噛み合わせの悪化を招く環境要因を解消できる可能性があります。当院では、口腔機能発達不全症の治療や、矯正治療のスムーズな進行や矯正治療後の歯並びの長期安定を目的にMFTを行っています。

口腔機能発達不全症について

現代では、多くの小児が上手くかめない、飲み込めない、発音(構音)がおかしい、口呼吸、いびきなど、口の機能に何らかの問題をもっています。
小児期の、お口の機能の問題は、生涯にわたって様々な悪影響を全身に及ぼします。国はそのような現状を問題にして、2018年に口腔機能発達不全症という病名をつけ、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士らのもとで治療をおこなう方針を示しました。
口腔機能発達不全症とは、15歳未満の小児で、摂食機能障害の明らかな原因疾患がないにも関わらず、「食べる機能」「話す機能」「その他機能」が十分に発達していないか、正常な機能獲得ができていない状態をいいます。そのため、専門的な関与が必要な状態とされています。
発達不全と言っても全然機能をしていないわけではなく、機能獲得がやや遅れている状態です。 たとえ遅れていても、早期に発見して良いタイミングで介入すれば軌道修正ができ、今後の発達が見込まれますのでご安心ください。

口腔発達不全症チェックリスト

口腔機能発達不全症の検査

口唇閉鎖力測定器(りっぷるくん)

「お口ぽかん」や「口呼吸」の原因として口唇閉鎖力の低下が考えられます。
口唇閉鎖力を測定し、その機能が低下している場合は「りっぷるとれーなー」にて唇のトレーニングをおこないます。

リップルトレーナーによる口腔周囲筋のトレーニング

 

舌圧測定器

舌圧(ぜつあつ)とは、舌と口の天井(口蓋)の間で食べ物を押しつぶす際に生じる力をいい、食べたり、飲み込む機能(摂食嚥下機能)、発音、呼吸などに深く関与しています。
小児の口腔機能発達不全症、高齢者のオーラルフレイル、口腔機能低下症といった病気の診断指標となります。
舌圧が低いと小児の場合は食事の時間が長くなったり、食べる、飲み込む、話す機能の発達障害の原因になります。いびき、睡眠時無呼吸症候群、口唇閉鎖不全症(お口ポカン)のほか、栄養摂取の問題から身体発育遅延の原因にもなります。
また、高齢者の場合ですが食事中にむせたり、食べ物を飲み込めなかったり、低栄養、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)、寝たきりの原因になります。
低下している場合は『ペコパンダ』ほかにも簡易的にできる舌のトレーニングをおこないます。

ペコパンダによる舌のトレーニング

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