子どもの矯正でよくある質問

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矯正は何歳から始めるべき?

ホームページ内に咬合誘導・咬合育成の話があります。そこに詳細は書いていますが、矯正装置を使用できるようになるのは4歳くらいからです。ただ、その前までには食事や簡単なMFTで歯並びをよくすることも可能です。歯科医院への受診は歯が生え始める生後半年程度からをオススメしております。

マウスピースは何歳から使用できますか?

マイオブレースをはじめとした『マウスピース型筋機能矯正装置』は4歳前後。最近流行しているインビザラインをはじめとした『マウスピース矯正装置』は10歳前後からとなります。近年、小児矯正と呼ばれるものは、就学前より始める、マウスピース型筋機能矯正装置を用いたものをさします。

保険適用の矯正治療はありますか?

矯正治療は、基本的に保険適用外です。ただし、手術を伴う矯正治療や先天的な問題を解消するための矯正治療には保険を適用できます。手術を伴う矯正治療が必要なのは、例えば重度の不正咬合のケースです。保険が適用されるかどうかについては、実際に症状を確認しなければわかりませんので、まずはお気軽にご相談ください。

治療後に後戻りしないか心配です。

小児矯正を早期に始める場合、後戻りしにくいといわれています。これは、歯を正常な位置へ動かしながら顎の骨を正しく育てられるためです。絶対に後戻りしないわけではないため、大人の矯正治療と同様に、矯正治療後はリテーナーという保定装置を装着していただく必要があります。
また、保定完了後も定期健診で歯並びが動いていないか確認が必要です。

口呼吸は何が問題なのでしょうか?

鼻呼吸の場合、空気中を漂う細菌やホコリなどをフィルターがキャッチしてくれます。一方、口呼吸で吸い込んだものはそのまま肺へと送り込まれたり身体の粘膜に付着したりするため、感染症やぜんそく、アレルギーなどのリスクが高まるのです。

また、口の中が乾くことで、自浄作用のある唾液が十分に分泌されなくなり、むし歯や歯周病、口臭などのリスクも高まります。さらに、顎の発育に支障をきたし、顔貌に問題が起きたり上の前歯の歯茎が見えるガミースマイルになったり、集中力の低下から学力の低下を起こしたりとその影響は多岐にわたります。

さらに、鼻呼吸には空気に加湿する働きがあるのですが、口呼吸だと乾いた空気が肺に送り込まれ、ダメージを与える恐れがあります。そのほか、いびきや睡眠時無呼吸症候群などを促すことで、疲労感や睡眠障害が起きるケースも少なくありません。お子さまの健康のためにも、口呼吸は早期に改善することが大切です。

マウスピース矯正とマウスピース型筋機能矯正の違いはなんですか?

両者とも取り外せる矯正装置を用いています。 マウスピース矯正は、有名なインビザラインをはじめとした、患者さんのお口にあった上下別々のマウスピースを数十枚と交換しながら歯に矯正力をかけ理想的な歯並びへしていく矯正治療です。審美矯正であり大人も子供も適応できます。1日のうち食事の時以外、ほぼすべての時間の装着が絶対必要となります。治療開始適応時期は、インビザラインファーストが最も早く10歳前後です。 マウスピース型筋機能矯正は有名なマイオブレースなど、上下一体型の既成のマウスピースを概ね三段階ほど変更し、子どもの成長を利用し歯並びを整える矯正治療です、子どもの時しかできない矯正治療でもあります。基本は就寝時に装着します、可能であれば日中1時間ほど装着できると理想的です。治療適応時期は3~10歳くらいまでです。 詳細はHPを見ていただくか、受診時に説明いたします。

鼻づまりはマウスピース型筋機能矯正装置で改善されるのでしょうか?

舌を上顎の口蓋に当てるように導き、上顎を全方・側方へ正しく拡大することで、鼻腔と鼻骨も拡大して鼻づまりが改善する可能性はあります。しかし、鼻づまりが重度の場合はマイオブレース等のマウスピース型筋機能矯正装置をそもそも口の中に入れて用いることができません。そのような場合は耳鼻科と連携をし、鼻の問題を早期に改善する必要があります。

いびきが気になるのですが治すことはできますか?

いびきの原因は、扁桃腺の肥大やアデノイドの肥大、口呼吸などで、舌が下がって気道の入り口が狭くなることです。いびきがひどい場合、睡眠の質が低下したり睡眠時無呼吸症候群を引き起こしたりする恐れがあります。アデノイドと扁桃腺の肥大は、耳鼻科で外科的な処置を受けることで改善が期待できます。

肥大の程度が小さい場合は、マウスピース型筋機能矯正装置のトレーニングで口呼吸と低位舌を改善することで、いびきも改善されるでしょう。実際に効果があるかどうかは実践してみなければわかりません。場合によっては、耳鼻科での外科的な処置が必要になります。

マウスピース型筋機能矯正装置と従来のブラケットを使った矯正治療の違いは?

従来のワイヤー矯正は、顎の骨に力をかけて拡大させます。一時的に拡大できても、時間の経過とともに後戻りする恐れがあります。これは、歯並びを悪化させる原因を解消できていないためです。口呼吸や悪い飲み込み・咀嚼などの悪癖が残っていると、時間の経過とともに歯並び・噛み合わせが再び乱れてしまいます。そのため、保定装置による保定が必要です。

また、成長期が終わると、顎が自然に大きくなることはありません。そのため、歯がきれいに並ぶためのスペースが不足している場合は、抜歯によってスペースを確保します。この方法だと、歯並びはきれいに並びますが、顎が小さいままとなります。その結果、口腔内の空間が狭いために悪癖の改善が困難になるのです。そのため、大人になってからも悪癖が改善されず、全身の健康に悪影響が及ぶことが少なくありません。

マウスピース型筋機能矯正装置は、歯並び・噛み合わせが悪くなる原因を取り除く治療です。顎を正常な大きさへと拡大するとともに、口呼吸や悪習癖・異常嚥下・姿勢などを改善できます。

子どものマウスピース型筋機能矯正装置は痛くないですか?

ワイヤー矯正では、歯に強い力をかけるため、装着から1~3日は痛みが現れるケースがほとんどです。一方、マウスピース型筋機能矯正装置では、痛みが出ることがほとんどありません。ただ、既成の装置ですので歯茎にぶつかる等の場合は調整が必要です。

子どものマウスピース型筋機能矯正装置の治療にはどの程度期間がかかりますか?

マウスピース型筋機能矯正装置にかかる期間の目安は始めた年齢にもよりますが、おおむね2年程度です。マウスピース型筋機能矯正装置の治療は、日中指示されたMFTと、夜間マウスピース型筋機能矯正装置を入れて就寝してもらいます。そして、月1回の矯正装置の調整や、MFTの状況確認、お口のクリーニング及び、フッ素塗布等の虫歯の予防処置をおこない経過を追っていきます。 マウスピース型筋機能矯正装置を医院から指示された時間、毎日しっかり使用できているか、指示されたMFTをしっかりやっているかによって期間は短くもなりますし、長くもなります。

子どものマウスピース型筋機能矯正装置で歯並びは必ず治りますか?

どのような矯正治療でも、歯並びが必ず整うとは言い切れません。まず、マウスピース型筋機能矯正装置をはじめ、SHアライナーやマウスピース矯正等含めて自身で着脱が可能です、患者さまが装置を入れてくれなくては歯並びが整うことはありません。 また、マイオブレースをはじめとしたマウスピース型筋機能矯正装置を用いた矯正治療は月1回の歯科医院でのトレーニングに加えて、毎日自宅での3~5分のトレーニングが欠かせないため、患者さまのご協力が必要です。 そのため、強制的に矯正治療を行う、ワイヤーブラケット矯正の方が向いている方もいます。当院では患者さまの性格によって選ぶ矯正治療の選択を考えることも大事と考えています。

子どものマウスピース型筋機能矯正装置で歯を抜かずに済むのはなぜですか?

子どもの成長期を利用して行う矯正治療だからです。ワイヤーブラケット矯正では成長期がある程度済んだ段階ではじめることが一般的なので、歯を動かす先のスペースを確保するために抜歯が必要な場合があります。マウスピース型筋機能矯正装置は、顎の正常な発育を促すことで永久歯がきれいに並ぶスペースを作る治療法です。つまり、顎のスペースを確保できるため、抜歯をする必要がありません。

子どものマウスピース型筋機能矯正装置で治療を適用できないケースや向いていないケースはありますか?

個々によって成長の度合いが違いますので一概には言えませんが、年齢が10歳を超えてくるとマウスピース型筋機能矯正装置とMFTでは効果が期待できません。月に1回の調整に来ない方、医院からの指示された時間装着できない方、必要なMFTをしない方など、だらしない患者さまは向いていません。

子どものマウスピース型筋機能矯正装置の治療では、なぜ後戻りが起こりにくいのですか?

後戻りが起きる原因は、口呼吸や口周りの筋肉のバランスの不調和などです。マウスピース型筋機能矯正装置は、これらの悪癖を取り除くため、後戻りが起こりにくくなっています。

マウスピース型筋機能矯正装置を入れるだけで歯並びが改善されるのでしょうか?

マウスピース型筋機能矯正装置は、MFTとセットです。MFTを行わなければ、口周りの筋肉のバランスが整わないため、歯並びは改善されません。

マウスピース型筋機能矯正装置は学校に行く時も装着が必要なのでしょうか?

マウスピース型筋機能矯正装置は、日中に1時間と就寝中に装着するだけで効果が期待できます。学校へ装着していく必要はありません。そのため、周りの子どもに指摘されて嫌な思いをする心配もないでしょう。

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